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第154回「9の日・9条・ハンストイン」のお知らせ

 投稿者:「ガンジーの会」代表:末延芳晴  投稿日:2018年11月 6日(火)04時25分59秒 softbank126091120235.bbtec.net
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  日本と世界の未来のために九条を護りその基本精神を
世界に向けて実現していくべきだと考えるすべての皆さまへ


愈々秋も深まり、各地で楓や銀杏、桜、花水木などなど樹々の紅葉、黄葉が始まろうとしていますが、
皆様お変わりなくお過ごしのことと思います。

毎月恒例の「9の日・9条・ハンスト・イン」が近づいて参りました。154回目に当たる今回の「ハンスト・イン」は、11月9日(金)の正午からスタートします。ふるって皆様の参加をお待ちしております。

さて、第三次安倍内閣が成立してから初めての臨時国会が開かれ、衆参両院の予算委員会で、安倍改憲案の是非をめぐって与野党の論戦が始まりました。

これに先立ち、安倍首相は、臨時国会冒頭での施政方針演説で、自身の在任中に憲法第九条に自衛隊の存在を銘記することを眼目とする「安倍改憲案」の是非をめぐって国民投票が行われるよう、憲法審議会での審議を経て、国民的合意が得られる事を求めて次のように語りました。

「国の理想を語るものは憲法です。憲法審査会において、政党が具体的な改正案を示すことで、国民の皆様の理解を深める努力を重ねていく。そうした中から、与党、野党といった政治的立場を超え、できるだけ幅広い合意が得られると確信しています」

安倍首相は、憲法は「国の理想を語るもの」としています。しかし、その一方では、憲法学者の2割が、自衛隊の存在は憲法違反だと認めている以上、自衛隊を日本の安全を守るための戦力として憲法に明記し、その存在を合憲的なものとして認めさせる必要があると主張しています。

つまり、安倍首相は、憲法は理想を語るものであるとしながら、その憲法に非合憲的な自衛隊の存在を認めさせる必要があると主張しているわけで、その論法に従うと、理想を現実に従わせなければならないということになります。つまり、人種的差別を禁じているアメリカ合衆国の憲法は、人種的差別が横行する現実に合わせて書き換えなければならない・・・・・・。これほど矛盾した論理を、改憲の是非が問われようとしている国会審議に先立って、所信表明演説の中で公言すること自体が、安倍首相に改憲の是非を論ずる資格がないことを明らかにしていると言えます。

いえ、資格がないだけではありません。そもそも、行政府の長であり、憲法遵守の義務を負う安倍首相に、自衛隊の加憲を目的とした改憲案を率先して国会議論の場に持ち出す権利があるのか。内閣総理大臣が、憲法遵守の義務を負うことは、憲法第99条の「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」という条文に明記されているはずです。

にもかかわらず、安倍首相は、総理大臣になったときから、憲法第九条を書き換える、あるいは廃棄することが自分の政治使命であると公言して憚らなかった。つまり、安倍首相は、明らかに憲法違反を犯しているわけで、行政府の長が自ら憲法違反を犯していることで、国会は速やかに違憲立法審査権を行使して安倍首相を告訴しなければならないはずなのです。

このように、安倍首相が、総理大臣の憲法遵守の義務を規定した憲法規定を無視して、国会に対して、自身の立案した改憲論を審議し、国民投票に向けて発議するように呼び掛けること自体の不条理性について、信濃毎日新聞は、11月3日付の社説で次のように疑義を呈しています。

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 信濃毎日新聞 11月3日社説
「慎み欠く首相の姿勢 臨時国会」

 臨時国会は首相の所信表明演説と各党代表質問を終え、委員会審議に入っている。

 序盤の論戦で目につくのは、改憲に向けた安倍晋三首相の前のめりの姿勢である。行政府の長が国会で改憲の旗を振ることに違和感を覚える人も多いだろう。

 「制定から70年以上を経た今、国民の皆さまと共に議論を深め、私たち国会議員の責任を共に果たしていこうではありませんか」

 所信表明で首相は訴えた。

 前段の部分では、国会の憲法審査会に各党が改憲案を提示し、国民の理解を深める努力を重ねることにより、与野党を超えた幅広い合意が得られると確信している、と述べている。

 安倍首相は自民党の総裁でもある。自民党は結党以来、改憲を基本政策の一つに掲げている。首相が総裁として党の会合で改憲を訴えるのは、政治の仕組みとしてはあり得ることだ。

 しかし所信表明演説は首相が当面する政治課題について基本姿勢を明らかにするものだ。語られるべきはあくまで国政の課題である。党の目標である改憲を主張するのは筋が違う。

 首相は臨時国会召集の10日前に行われた陸上自衛隊朝霞駐屯地の観閲式でも改憲への意欲を述べている。こう訓示した。

 「全ての自衛隊員が強い誇りを持って任務を全うできる環境を整えるのは、今を生きる政治家の責任だ。責任を果たす決意だ」

 憲法の制約を受ける実力部隊に向け、最高指揮官の首相が改憲への決意を表明する―。行き過ぎ、と言われても仕方ない。

 首相は行政府の長としては憲法を順守する義務を負う。国民に対し改憲を発議できるのは国会であり、内閣ではない。首相が改憲を主張することについて、直ちに憲法順守義務違反とは言えないとしても、公的な場で繰り返し唱えるのは慎みを欠き、不適切だ。

 そもそも、首相がこだわる9条への自衛隊明記には問題が多い。書き込めば装備や運用に関する歯止めが弱くなる。安保上の役割強化を求める米国に押し切られ、専守防衛がますます空洞化する結果を招きかねない。

 自衛隊は自衛隊法などにより、法律上の位置付けははっきりしている。国民の多くも合憲の存在と認めている。いま9条に書き込まなければならない理由はどこにも見いだせない。


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信濃毎日新聞の社説は、まったく筋の通ったものであり、今臨時国会で、安部改憲案の是非を審議する前に、まず最初に、行政府の長である安倍首相に自らの改憲案を国会に提出る権限があるのかどうか、さらには安倍首相が、事が改憲問題にかかわる限り、憲法違反を犯している事の是非が、徹底的に審議される必要があるといえるでしょう。

安倍首相は、さらにまた、11月1日、自衛隊記念日におけるレセプションでのスピーチで、自衛隊の存在を憲法に明記しなければならない理由について、以下のように語っています。

「今や国民の9割が自衛隊に対し、『良い印象を持っている』と答えています。また、公的な機関の信頼度調査では、日本で最も信頼されている公的機関は自衛隊であります。いつもこの調査を紹介させて頂いておりますが、残念ながら一番信頼されていないのは国会議員ということでございますので、今日出席されている議員諸君とともに頑張っていきたいと思います。 国民の揺るぎない信頼はひとえに歴代の隊員による献身的な努力のたまものであり、この場を借りて歴代の全ての自衛隊員と、隊員を支えて頂いたご家族に感謝申し上げたいと思います」

安倍首相は、このスピーチのなかで、「今や国民の9割が自衛隊に対し、『良い印象を持っている』と答えています。また、公的な機関の信頼度調査では日本で最も信頼されている公的機関は自衛隊であります」と語っていますが、国民が信頼しているのは、台風と地震などによる自然災害が起こったときに率先して救助作業を行う自衛隊員の犠牲的パフォーマンスに対してであり、自衛隊のもう一つの任務とされる海外の紛争地区への派遣については、大方の国民が支持してないことは明らかであります。

また、安倍首相は、公的機関のなかで最も信頼されているのは自衛隊であるとも述べていますが、イラク派兵をめぐる日報問題などでも明らかになったように、自衛隊の隠蔽体質と、いわゆる「制服」派が、常に「背広」の隙を狙い、実権を握り、シビリアン・コントロールの原則を覆そうとしていることに対して、多くの国民が疑念と不安を抱いていることに間違いはありません。

このように、安倍首相は、事あるごとに、国民から信頼されている自衛隊の存在を憲法第9条の条文に追記する必要性を言い募り、国民意識を「改憲OK」の方向にリードしようとしているわけで、野党各党は、国会審議の場で、安倍首相の欺瞞性を徹底的に暴き、マスメディアはその事実を広く報道し、国民に認知させる責任を負っているものと、私たちは考えます。

以上を踏まえ、私たちは、安倍改憲案の是非が国会審議の場で論議される前に、そもそも安倍首相に、(1)国会に対して改憲の必要性を説く権限があるのか、(2)改憲案を国会に定義する権利があるのか、(3)改憲問題をめぐる安倍首相の言行は、憲法第99条で規定された内閣総理大臣の憲法順守義務に反する違憲行為ではないか、の3点について、徹底的に議論・検証されることを求めて、11月9日(金)正午から24時間の「ハンスト・イン」に入る所存です。

■ 第154回「9の日・9条・ハンスト・イン」実施要項■

1.日時  :11月9日(金)正午から、24時間ハンスト。
      *水と白湯は可。

2.参加方法:参加希望者は、下記の本会ホームページの「参加申込」のサイトに、11月9日正午までに、名前(ハンドルネームも可)、年代、都道府県名、簡単なコメントなどを書き込んで下さい。

     http://www.9jo-gandhi-hansuto.net/

3.このハンスト・インの運動は、インターネットで意志表明をすることによって、他の参加者や全国で志を同じくする人々と励まし合い、九条を護る運動の輪を広げていくことが目的です。従ってなるべく事前に参加表明を書き込んで下さると、参加する方々が連帯感をもってスタートできて嬉しく思います。

4.終了報告:24時間のハンストが終了しましたら、終了報告を書きこんで下さい。これを怠るとあなたが自衛隊の海外派兵や9条の改悪・廃棄に反対してハンストを行なったことが誰にも伝わりません。あなた自身の意志を明確に表明し、あなたが終了報告を書き込んで初めて、ハンストという行為が政治的抗議行動になることをお忘れなく。

5.実施方法:初めて参加される方は、ハンスト上の注意や方法などホームページの「実施要項」を必ずお読みの上、ご参加下さい。また、24時間のハンストができるかどうか自信がなくても心配はいりません。まずはじめてみましょう。出来る人が、出来るところまでやる。それであなたの意志は十分に参加する人たちに伝わります。

6.その他 :パソコンを使えない方の分は、まとめ役の方が、一括して参加者名をご報告下さいますようお願いします。

◎参加に当たって、分からないことなどありましたら下記「ガンジーの会」の
公式メールアドレスへご連絡下さい。

  v.gandhi@dia.janis.or.jp

2018年11月6日
「ガンジーの会」代表:末延芳晴


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